■平安時代の遊び

源氏物語の作中には、繰り返し和歌が出てきます。時にはその和歌のみで登場人物の心情を表したり、彼らの性格が現されたり・・・様々です。当時の貴族は恋をすると、まず和歌で思いを伝えていたので、和歌を作る素養は重大でした。

さらには即興で和歌を作ってその優劣を競う歌合せなど、当時は遊びとしても和歌は欠かせませんでした。その遊びの場で下手な和歌を作ると出世にも響く・・・なんとも厳しい話だったのです。

他にも源氏物語と関わりの深い遊びが存在します。人妻であった空蝉は、継子と双六をしていたところを光源氏に覗かれて見初められます。冷泉帝の寵愛を競っていた頃の弘徽殿女御と秋好中宮は、絵が好きな帝の気を惹くために絵合せをします。絵物語の優劣を競う遊びです。ここでは光源氏が書いた須磨の絵日記が登場しています。

似たような遊びに貝合せがあります。同じ絵がかかれた貝を組み合わせて遊ぶ、トランプの神経衰弱のような遊びです。他にも柏木と女三宮が始めて顔を合わせるシーンで蹴鞠が登場しています。蹴鞠をする貴公子たちを眺めていた女三宮の部屋の御簾を、猫が引っ張り上げてしまったのです。さらに楽奏はもっとも親しまれた遊びのようで、朱雀帝や光源氏の祝賀会、宴会など様々なシーンで登場します。

 

■源氏物語の世界観「目次」

古典「源氏物語のあらすじ」
源氏物語の主な登場人物
貴族の生活「寝殿造り」は?
平安時代の遊び
平安時代の着物

Copyright(C)源氏物語入門サイト「源氏のしらべ」 All Rights Reserved.     Designed:LA.