■貴族の生活「寝殿造」は?

源氏物語の舞台となった平安時代、主な登場人物である貴族たちが生活いていた建物を、寝殿造と言います。ひわだ葺きの屋根の高床式家屋で、木造でできています。中心的な建物が南の庭に面して立てられ、東西に付属的な建物を配します。

この付属的な建物は対屋と呼ばれ、それぞれが中心的な建物と渡殿と呼ばれる廊下でつながっていました。源氏物語の中でも、光源氏の住まいとなる六条院では、南にある春の町に光源氏と紫上が暮らしていました。この場所が実質的な生活の場で、屋敷の主人である光源氏の住まいです。

そしてともに南の御殿で暮らしていた紫上が実質的な女主人、六条院の主婦でした。東には夏の町があり、昔から光源氏と深い中にあり、女の親友のような関係になっている花散里が、西には養女であり、異母弟の冷泉帝に入内した秋好中宮が、さらに付属的な北の庭に面した対屋は冬の町として明石上が暮らしていました。

こうした典型的な邸宅は、一般的には三位以上の上流貴族の邸宅でした。しかし源氏物語に登場するのは、光源氏や頭の中将を始め、大貴族ばかり・・・住まいもこうした寝殿造がほとんどです。外壁は少なく、室内も移動式の家具がほとんどで、几帳、衝立、屏風で区切られていました。蔀戸を開けると庭全体が見渡せる、開放感のアルつくりであったため、庭園も重大な要素の一つでした。

 

■源氏物語の世界観「目次」

古典「源氏物語のあらすじ」
源氏物語の主な登場人物
貴族の生活「寝殿造り」は?
平安時代の遊び
平安時代の着物

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